メイプルストーリーの火力・ダメージ計算について書く不定期講座
第三.四回:ウィングビートの仕様
※5/27追記 竜巻の同時召喚数が増えるとリゲインストリングスの発動確率が下がっている気がする旨コメントを頂きました
手落ち以外の何物でもありません、竜巻一つでの検証しか行なっていないため再検証致します
そのため、この記事は現状未完とさせて頂きます
このDPMウィングビート入ってないからゴミと言われたので早速調べてきた
なるほど組み込んで損はないタイプのスキルらしい
しかしどこぞのブログの謎アンリミ後DPMランキングのように常時使えるという代物でもない事が分かった
ここいらで表記スペックを入れるとしよう
-ウィングビート[Max Lv : 20]
竜巻を起こし特定回数だけモンスターが倒れるまで攻撃する。
一定距離以上移動するか一定時間以上経過すると消滅する。
[Lv: 20]
MP 35消費、200%のダメージで40回攻撃、打撃を受けたモンスターに40% 確率でスロー
攻撃回数を全ていっぱいになるか一定距離を移動または、一定時間が過ぎると消滅する。凄まじい日本語が飛び交っているが、いつもの事なので気にしない
つまりこのスキルは
-消滅するまで一定間隔で攻撃を続ける
-「攻撃回数」「移動距離」「時間制限」3つの消滅条件があり、どれか一つを満たすと消滅するという2つの性質を持っている事が伺える
と、ここまでならどこの誰でも分かる事だ
これから先は当講座らしいデータの紹介と解説をしていこうと思う
今回は最初からサウスペリを引用させてもらう
[KMST] KMST 1.2.438 - Kaiser-Wingbeat
Final Attack: 2H Sword
MP Cost: 35, Duration: 10,000 milliseconds, Damage: 400%, Number of Total Hits: 40, Max Enemies Hit: 8, Slow Chance: 40%, Slow Duration: 5, Slow Effect: -75%, Range: 1200
という事である
重要なのは青字で示した部分で、先ほど明かされていなかった「移動距離」と「時間制限」が明らかとなっている他、
実はファイナルアタック属性あり、カイザーの場合はつまりリゲインストリングス発動の対象スキルである事が伺える
これに加えて、ここには記されていないが
-
「同時に召喚しておける竜巻は3つまで。それを超える場合古い順に消滅していく」-1500msのクールタイム(これがあるため、実戦においては連発しないこと)という隠された仕様があり、これで漸くこのスキルの全貌を明らかにしたことになる
いや、なっていない
このスキルはトランスフィギュレイション中でも使えるため、その場合のスキルデータが別で収録されており、データが若干違う
特に
Silver Bullet様において、他のデータは全て表示しているのにこのスキルの表示のみないのは片手落ちと言って差し支えないだろう
まあデータ箇所における違いは、確かに
攻撃回数上限が40→44になっている事と
スロー発動確率が40%→50%に上がっているくらいではあるが
ではカタログスペックが確認できたところでいよいよ検証に移る
単体相手だと40回攻撃する前に10秒制限で消える、その際の攻撃回数が29回なので恐らく
攻撃間隔は330ms最後に発動ディレイであるが、これが面倒くさい
クールタイム1500msがあり連打できないためである
そのため今回は
-ウィングビート→ギガスラッシャー→ギガスラッシャーを1セットとしてセット回数を測定
そこからギガスラッシャー2回分のディレイを差っ引く事でウィングビートの発動ディレイを求めた
-非変身時
AS3:15.4セット ≒1948ms
→ギガスラッシャー600ms *2を引いて748ms? →キー入力の遅れを考慮して、また元のディレイが720msである事から
720msと思われる
AS2:16.3セット ≒1840ms
→ギガスラッシャー540ms *2を引いて760ms →キー入力の遅れを考慮して、また元のディレイが720msである事から
720msと思われる
-変身時
AS?:11.8セット ≒2542ms
→ギガスラッシャー810ms *2を引いて922ms? →キー入力の遅れを考慮して、また元のディレイ720msをドラゴンスラッシュ(変身時)と同じくAS10で計算するとぴったり合う事から
900msと思われる
これで漸く終わりである
と思ったらまだあった
黄金祭りでカイザーのバグをみつけてしまった・・・こちらの記事をご覧頂きたい
要約すると、「ウィングビートでリゲインストリングスが発動したりしなかったりする」という事である
更に深く考察されており、トランスフィギュレイション時には発動確率が上がる事も検証済みとの事
この事象についても、先述した通りトランスフィギュレイション時はスロー発動確率が40%→50%に上がっている事が関係していると予測される
が、あまりに不確か且つ実際発動確率は如何程だったのか、という検証結果がないため改めてカイザーを出動させる
検証方法はやはり原始的な方法、目測を貫く
-ギガスラッシャーでスロー状態にしたディトとロイにウィングビートを一発叩きこむ
-消滅までに29~30回攻撃するはずなので、それを除数とし、リゲインストリングスの発動回数を割る
-スロー維持のためにギガスラッシャーを数回繋げるため、その回数分リゲインストリングスの発動回数から引く事も忘れない
結果はこうなった
-非変身時
2~7回 ≒6.6% ~23.3%
-変身時
28~30回 ≒100%
ここからは憶測の域を出ない事を予め申し上げておく
しかし恐らくバグに該当するであろう結果が出た
変身時は100%発動している事から、これが本来のスペックなのだろう事が確認できる
そして非変身時の値であるが、どうも40%には到底及ばない数値が出てしまっている
16ch分のディトとロイを倒して40%に届くものは一つもなかった事から、40%でない事は明らかであろう
ではこの数値はどうやって出たものなのか?以下に自分の推論を書く
恐らく昔の、気絶が戦士職の近接攻撃で解除されてしまうのと同じようなミスが発生していると考える
つまり、ウィングビートのスロー判定が失敗すると状態異常判定が消えてしまうのだろうと思われる
だからこの明らかに低い確率は、
ウィングビートのスロー判定成功→次も成功となった場合のみ発動するものなのだ、
という、検証のしようがなくなったところで本日の講座は終わりとする
調べながら書いていたためまとまっていない事はご容赦願いたい
「普段こんな事してんのかこいつ」などと思いながら読んでもらえると嬉しい
今回の結果も先ほどの紫扇仰波同様、次回のDPMシートに追加する
質問、感想などはコメントまで
■参考サイト
Southperry.netカイザーがゆく ~メイプルストーリー~
関連記事分かりやすいメイプルストーリー火力・ダメージ計算式講座3.5『五行の加護』分かりやすいメイプルストーリー火力・ダメージ計算式講座3.3『斬りシャドーの最適な攻撃方法』その2
- 2013/05/23(木) 20:30:07|
- 火力・ダメージ計算
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1
知らない職業でもこうしてしこしこ考えてるのみるのおもしろいです
この検証をどんな気持ちでどんなぐらいの時間やってたのか考えるともっとおもしろいです
- 2014/10/16(木) 14:48:43 |
- URL |
- s #-
- [ 編集 ]