以前の記事で紹介したある「描画法」の続き。
描画法とは、ある題目に沿って絵を描く事で行う心理テストのようなものの一種。
以下はネタバレになるため、未読の方は3つほど下の記事を先に読むといい。
解釈方法を以下に載せる。
描画法の解釈は大まかに、
『それぞれのパーツ一つ一つの解釈』と『それら絵全体の解釈』の二つからなる。
簡単なものなのでかなりおざなりである事をご容赦願いたい。
【家】
・自身の立脚点
・帰る場所、家、ホーム、居場所
・窓は社交性を示す
・囲いは外との隔絶や家への固着を表す
・数は恋心の多さ、恋人の数など
・たとえば洗濯物が干してあるなど、生活感がある場合、立脚点は「家庭」である
【山】
・精神性の複雑さ
・不安、悩み、困難な状況
・言わずもがな、大きさや頂の数などで表される
【道】
・自身の人生を表す
・繋がる先は未来
・分岐点があれば、そこが現在の自身の位置
【木】
・無意識的な自己像
・「根ざしている」事は、確固たる自己が確立されている事を示す
【太陽】
・自我、望みの強さ、エネルギー
・大きさや高度がその強さを表す
・山などに隠れている場合、不安に負けそうな状態
【蛇】
・性欲
・大きさに加え、舌を出していたりとぐろを巻いていると強いとされる
また全体の解釈については、色々な考え方があり、簡単には分からないため、
友達にでも見せて、福笑いよろしく勝手な解釈をし合って楽しんでほしい。
どこかに上げてもらえれば、適当な解釈をこじつけるために是非見に行こう。
以下に参考として私が初見で描いた絵を載せ、勝手な解釈の一例として挙げる。
汚い?薄い?知るか。

(描:今を楽しめ、1月初旬)
まず特徴的なのは、「【山】の上に【家】がある」点と「【道】が【家】へと続いている」点である。
はっきりと、求める居場所の象徴たる【家】に向かって、目指す未来を表す【道】が伸びている。
しかし【道】自体は曲がりくねっており、到達までに障害がある事を示している。
困難を示す【山】は全体の半分以上を占めており、非常に大きな困難を感じている事が見て取れる。
更にその先の【家】という目標物を含め、全てがこの【山】の上で展開されている事は意義深いだろう。
一方【太陽】は遠く、また小さい。
それに向かうエネルギー、若しくは意欲などが低下している状態にあるのだろうか。
そして【家】自身も絵全体で大きな割合を占めるものではなく、また位置的に遠いものである。
窓はないため、それ自体にあまり社交性は求めていないようだ。
ただ一応、【太陽】側にベランダ(僕はそう思って描いたのだ!)が突き出ており、
自我を見つめようとする姿勢でも表しているのかそうでないのか。
無意識の自己像たる【木】は多く存在するが、手前にずらと並ぶだけで道の先にはない。
性欲の【蛇】を含む雑多な種々の思いに囚われている現状と、
その先へ続く一本道との境目に現在いるのだと解釈出来るかもしれない。
【蛇】自体は右下の隅に描かれているが、道に出ようとしている節が見られ、
そしてそれもまた未来への障害の一つとして捉えられている可能性が高いと言える。
こんなところだろうか。
以上をまとめるとどういう事になるのか、自分勝手に想像してみてくれたまえ。
もちろん自分の絵をとって、このように勝手に解釈してくれても構わない。
自身の絵の解釈に困ったら、見るからどこかに上げてくれてもいいよ!
- 2012/01/21(土) 11:46:43|
- 今をぼやこう
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| コメント:4
今さんからの年賀状が今日届きました。
なんかドラゴン的な絵が書いてありました。
予想以上にかっこよかったっス。予想以上に字が見にくかったっス。
西尾維新祭については完璧に存在を忘れていましたが、せっかく応募券が貼り付けられていたので応募してみます。
ハガキを買うのがめんどくさいと思ったらしません。
あけましておめでとうございます! 今年もよろしくっス!
住所が若干間違っているのに届くなんてさすが今さん。
- 2012/01/21(土) 22:22:02 |
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- きーる #-
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>>時治
自我やエネルギーはあるのに、その他が何もない。
太陽の大きさも重要。
立脚点となるもの、
自分の辿ってきた、或いは未来への道、
確固たる自己、
不安(先に見据えるものがないためそれに対する不安も現れないのかもしれない)、
本能的な欲望、
全てが希薄、或いは存在しない、或いは感じられない状態。
>>キール
甘いな。グーグルマップでおおよその住所っぽいの書いて、
あとは建物名、または苗字正しく書けば着くんだよこんなの。
- 2012/01/22(日) 13:05:15 |
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- tokume- #-
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