さて、前回仕組みを省くとは言ったが、月経について、話を進めるために必要な部分だけは説明させていただく。
実際、女性側はどうか分からないが、男性側からすれば女性の生理の知識というものはほとんどない。
「生理前は機嫌が悪くなるらしい」「体調を崩すらしい」と言った俗説と区別の付かない不確かな、
知識とは到底言えない噂話を知るのみだ。皆そうに違いない。
…いや、少なくとも僕はそうだった。
理由は、これを思春期真っ只中の中学二年時に授業で聞いたからだろう。
聞く事にも知る事にも考える事にもものすごい羞恥心があった事を思い出す。
この身体についての教育の時期は、見直されるべきなのではなろうか、
という教育への問題提起は、また別の機会にとっておくとしよう。
脱線した。話を戻そう。
女性の月経とは、排卵された卵子が受精されずに体外に排出されるまでを通しての、身体の一連のメカニズムである。
生理には4つのフェイズがあり、それぞれ月経、月経後、排卵、月経前と分けられ、それらが周期的に訪れる。
周期には個人差があり、26~35日ほどだ。
しかし一般的に「生理の周期は28日」と言われるのは、
不慮の妊娠を避けたりその他のイベントが月経と重ならないようにするための参考にする際、
周期を短く見積もっておいた方がリスクを減らせるからだ。
長く見積もって、この日はまだ大丈夫だろうと思っていた結果、
イベント本番に体調悪い時期ど真ん中、となるよりは、早めに見積もって対策をとっておいた方がいいだろう。
月経のそれぞれのフェイズを簡単に説明する。
出血と共に、卵子や他の細胞が体外に排出される、月経や生理と呼ばれるものの開始を一日目とすると、
と言ってもこれは一週間弱続くため、大体一~五日目を月経とすると、
そこから排卵の起こる周期の真ん中まで、つまり約十四日目までが月経後となり、
また排卵から次の月経までの期間が月経前となる。
以上から分かるように、排卵を過ぎた周期の後半部分が全て月経前、または黄体期という段階にあたり、
これは受精の準備が整った状態である。
この月経前の後半から月経前半の時期に、様々な身体症状や不快な気分に見舞われるのがPMS、月経前症候群だ。
次回は症状と対処法の紹介に入る。
- 2011/11/14(月) 12:32:46|
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